とぅばらーま

(3)




古典的とぅばらーま

つぃきぃ みりば むかしぃ ぬ つぃきぃ やしが
月       見れば   昔       の  月       であるが
(月を見上げればいつもと変わらぬ昔の月なのに)
かわてぃいく す や ひとぅ ぬ くくる
変わっていく    の  は  人     の  心
(変わっていくのは人の心である)


うもーぬ で  どぅ かに たてー うそんが
思うまい   と        矩を   立てて  いるが 
(あなたのことは二度と想わないと心に決めたのに)
なれーるぃ なか や うもーなー でー うらるぬ
成った       仲    は  思わない   では   おられない
(愛した、あなたのことは想わないではいられない)


ふるってんきゃー みー するってんきゃー みーみー
ぽろりと音がしたら     見    そろって音がすれば  見見して
(少しでも音がすれば外を眺め貴方が来るのを待っていたのに)

とぅりぃ ぬ なくん けん みなか ば みかーみかーし
鶏      の  鳴く    まで  庭      を  じーっと眺めて
(貴方は来ないで、夜が明けてしまった)


うら とぅ ばん とぅ ぬ かよーだるぃ いばみちぃえーま
貴方  と   私    と   が  通った        狭い小道
なま ば なり ふさーま ば むいかばし
いま   に  なって 草       が 生い茂っているよ



参考文献

八重山民謡誌・八重山歴史・八重山民俗誌八重山古謡(喜舎場永c薯)
とぅばらーま歌集(石垣市文化協会)



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